日本禁煙ダイヤルのドクターとの出会い

禁煙に効くツボの話 - 私がすぐ禁煙できた理由と方法

私を変えたエキセントリック・Drとの出会い

10年ほど前の話。私は札幌で雑誌のライターをやって暮らしていた。北海道の雑誌、全国版含め、女性誌、旅行雑誌、育児雑誌、フリーペーパーまで、もらえる仕事なら何でもやっていた。

ある時、某女性誌から「“タバコで痩せる”はNG!!今こそ禁煙して中からキレイになる」という仮題で、見開き4ページの仕事が来た。ヘビスモだった私は内心ゲッ…と思ったが、仕事は仕事。私生活でプカプカやってようが関係ない。与えられたテーマに沿って取材を進め、読者が本気で禁煙したくなるような記事を書かなくてはならない。

取材対象としてピックアップされていたのは、禁煙推奨派のエステティシャン、禁煙経験のある女性タレント、当時「日本禁煙ダイヤル」と呼ばれていた、某機関が運営する無料禁煙電話相談室のドクターなどだった。日程の関係で、最初に取材することになったのは「日本禁煙ダイヤル」のドクターだった。

本部が道外にあったので、取材は残念ながら電話で…ということになり、写真資料などは郵送で提供していただけることになった。今思えば、このドクターに電話越しなどではなく、直接取材したかった…。そうすればこの後の禁煙トライで、20回以上も失敗し続けることはなかったかもしれない。

たぶん私が死ぬとき、「人生で忘れられない出会いベスト10」を挙げるとしたら、友人でも恋人でもないそのドクターが、9位か10位くらいには間違いなくランクインするのである。

電話取材の前半は当たり障り無く滞りなく進んだ。まず私はスケジュール等の関係で電話取材となってしまったことを謝り、禁煙ダイヤルの概要とねらい、主な利用者層などを淡々とうかがっていき、ドクターもまた淡々と答えてくださった。先生の声色に変化が見られたのは、「実は私もなかなかやめられなくて…」という私事を、何の気なしに言ってみた時点からである。

先生「そうですか。ちなみにあなたは禁煙の意思はあるのですか」

私「ええ、まあ…最近世の中が喫煙者に対して厳しくなってきましたんで…でもなかなか、こういう仕事をしてますと、周りもみんな吸ってますんで…ハハハ」

先生「そうでしょうね。マスコミ関係の方々には喫煙者が確かに多いですからね。しかしよくよく注意深く見ていただくと、本当に仕事の出来る方というか、ある程度立場のある方というのは、いち早く禁煙をスタートしていたりしませんか?」

私は内心カチンときた。要約すると、タバコをやめらんないのは所詮お前みたいなザコばかりだろーが、という事だろうか。

私「うーん…まあ確かに、東京から来ているデスクなんかはガムとか噛みながら頑張っておられますけどね」

先生「そうでしょう、そうでしょう。ある程度アンテナの鋭い人というか、時代感覚のある人なら、タバコに対する意識が変わってきているはずです」

私はますますザコ扱いされているような気がして、多少ムキになって言った。

私「でも先生、アレでしょうかね。私今、結構軽めのタバコ吸ってるんです。このまま1日1~2本に減らしていけば、無理して完全に禁煙しなくても、まあ殆ど吸っていないのと同じ状態に…」

先生「なりませんッッッ」

アカン、と私は直感的に危険を感じ青ざめた。相手が悪かった。地雷を踏んづけて核弾頭の赤ボタンを押してしまった。

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